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公的融資支援業務に関するインタビュー(津田行政書士)
年間の公的融資相談実績400件を誇る行政書士法人WITHNESS代表の渡邉が、融資支援業務への取り組みを現在強化している津田行政書士に「公的融資支援業務」と「行政書士」についてインタビューをしてみました。これから公的融資支援業務をはじめようとお考えの方も是非参考にして頂ければと思います。
Q.まずは簡単に津田行政書士のプロフィールを教えて頂けますか?
A. 現在、行政書士事務所開業後3年目です。主要業務は、NPO法人の設立などの会社・法人設立、契約書作成、許認可などです。
Q.津田先生はこれまでに何件の融資支援業務をこなしましたか?
A. 2件です。
Q.そのお客様の業種をお伺いできますか?
A.飲食店(居酒屋)・介護事業所(ケアプランセンター・デイサービス)。
Q.結果はどうでしたでしょうか?
A.飲食店については100万円の減額を受けましたが、減額があった場合にも対応できる事業計画を立てておりましたので、開業後の経営、運転資金等には影響はありませんでした。介護事業所においては750万円満額下りました。
Q.融資がおりた後のお客様の様子はいかがでしたか?
A.お二方共に、大変お喜びいただけました。
Q.融資支援業務における行政書士の役割とは何だとお考えですか?
A.新規事業立ち上げ時の資金調達支援を円滑に行うことにより、雇用促進、延いては地域経済の発展に寄与することができますので、その社会的役割は非常に大きいと思っています。
Q.融資支援業を遂行するに当たって大変だったことは何でしょうか?
A.お客さまは、公的融資は比較的簡単に下りると安易に考えていらっしゃることも多く、その点、事業計画然り、融資に関する総合的なコンサルティング能力にたけておかなければならないと感じました。
Q.融資支援業を遂行するに当たって津田先生が心がけている点や注意している点がございましたら、教えて下さい。
A.依頼を受けたお客さまが行う業種・業態を徹底的に調べ上げ、事業計画においては、必要な設備資金や運転資金、売上、経費見込みなど、貸す側が安心できる事業計画書を作成するよう心掛けています。なお、資金繰り表は必ず添付しています。
Q.私は、「融資」が起業の始まりだと考えると、融資支援業務を行うことで、行政書士が得意とする許認可業務の受注に大きく寄与すると考えているのですが、津田先生はその点いかがお考えでしょうか?
A.実際に、私も融資支援業務を受注後、飲食店営業許可申請、介護事業所の指定申請を合わせて行いました。誠実に融資支援に取り組むことで、お客さまから大きな信頼を得ることができます。
Q.それでは、津田先生ご自身が考える「融資支援業務に取り組むメリット」とは何かおしえて頂けますでしょうか?
A.会社・法人設立業務を行う際に、融資の支援もお手伝いできるとお客さまにアピールできることは大きな付加価値に繋がると思います。その後も企業との末永いお付き合いが期待できます。
Q.誰でもはじめは「経験0」の状態から徐々に経験を積んでいくものだと思いますが、津田先生の場合はどうやって融資支援業務への取り組みをはじめていったのでしょうか?
A.会社・法人設立を主要業務にしていますと、開業時の資金調達について質問されることが多く、それに応対する形で、この業務のニーズの高さを知り、業務として取り組むこととなりました。
Q.津田先生が融資支援業務を行うに当たって、参考にしたセミナーやDVD,書籍等ございましたら、教えて頂けませんか?
A.
セミナー: 各自治体、公庫、商工会議所等主催の資金調達セミナー
書籍等: 「即効資金調達国民生活金融公庫から借りる極意」
「小さな会社のお金の借り方教えます。」
「融資を満額受けるために絶対必要な本」
「資金繰り表で経営をラクにする本」など
Q.営業面の戦略をばらす事にもなるかもしれませんが(笑)、津田先生はどのようにして融資案件の依頼を受けているのでしょうか?
A.会社・法人等の設立業務受注後、資金調達の必要性などをヒヤリングし、この段階で、お客様に融資に関する適切なコンサルティングを行うことで業務受注をしています。
Q.今後はどのような形で業務受注をしていこうとお考えですか?
A.地場である神戸にて資金調達支援に関する情報発信を行い、会社・法人設立業務と合わせて業務受注を行っていこうと考えています。
Q.融資業務において横のつながりは必要でしょうか?
A.行政書士業務全般に言えることですが、融資支援業務についても、こちらのミスに起因する失敗は絶対に許されませんので、業務に精通したメンターは必要だと思います。
Q.最後にこれから融資支援業務に取り組もうと考えている新人の行政書士へ何かメッセージがありましたらお願いします。
A.融資支援業務は、ニーズも高く、お客さまにも大変喜ばれますので、やりがいのある仕事だと思います。数ある業務の中の一つとして、是非、力を入れて取り組まれてはいかがでしょうか。
渡邉より一言
津田先生、お忙しい所大変ありがとうございました。
津田先生は設立関係をメインにてがけていらっしゃいますので、今後更なる融資相談依頼が増えそうですよね。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
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