同業の先生や行政書士開業予定の方からのご質問・ご意見をまとめてみました。
融資業務に関するご質問を頂きました。(2)
ご質問(5)
書類作成には、会計ソフトを使うべきですか?
コンサルタントが自ら書類を作成する場合、エクセルで足りるのでしょうか、それとも、会計ソフトなどを使った方が良いのでしょうか。
回答
エクセルだけでも十分です。僕は弥生会計のプロフェッショナルも使っていますが、特に書類作成においては必要はないと思います。
ご質問(6)
国金に提出する融資申請書類の大きさは、すべて、A4で統一しても良いのでしょうか。
回答
はい、問題ありません。僕は事業計画書も借入申込書もA4で提出しています。
ご質問(7)
先生は、新規に企業を起こそうとする人ではなく、既に企業を起こしている人(個人事業主・法人を問わない)との面談の際、財務諸表(BS、PL、CF)などを持って来てもらい、それを見て企業の経営内容を判断し、融資相談業務の依頼を受けるかどうかを判断されているのでしょうか?
それとも、それに加えて希望融資金額、担保・保証人・自己資金(現在の自己資産?)の有無などをお聞きになってから、融資相談業務の依頼を受けるかどうかを判断されているのでしょうか。
回答
既に開業している事業者さんの場合、確定申告・決算事務が完了しているのであれば、税務署の収受印のあるそれら計算書類を持ってきてもらっています。
経営内容を見るという意味もありますが、最新2期分の確定申告書・決算書は国金さんへの提出書類でもありますので。
新規開業の場合は借入希望金額・自己資金・担保・保証人だけを基に受任の判断をします。
ですので、自己資金無しで保証人も担保も無し、借入希望過大の場合は基本的に受けません。
但し、既に開業している事業者の場合、仮に現時点での自己資金が少なかったり、経営が悪化している場合でも、取引企業倒産対策資金等のセーフティネット貸付や大型店舗が進出してきた場合などの経営安定特例資金融資等の制度融資を利用できる場合がありますので、一概に経営内容だけで判断することはありません。
ただ、ビジネス的に破綻寸前の場合は、傷が深くならないうちに「勇気ある撤退」を勧める場合もあります。
↑お客様の中には不愉快に思われる方もいらっしゃいますので、接し方には十分な気遣いが必要です。
あくまでもお客様の為を思ってのアドバイスですが、それが必ずしも受け入れられるわけではありません。
まとめますと、上記融資プランとお客様自身の状況、経営状態や外部環境を総合的に考えて、まずは商工会議所や信用保証協会、国金に話を持ちかけます。
その結果、「行ける」と感じたもののみ、受けるようにしています。
僕が融資実行確率が高いのは、無理な申請は受けないからです。
どうせおりない融資を受けても、お客様には着手金6万円を負担して頂く必要がありますので、事前に有料相談(5,000円程度)を行い、無理だと判断したらその後は受任しません。
ただ、最後に
「こうしたら数ヵ月後には高確率で融資を受けられるようになりますよ。」
というアドバイスをさせて頂いてます。
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今回ご質問頂いた方は同じ行政書士の先生からでした。ご質問誠にありがとうございました。
こんなお返事まで頂きました。
↓ ↓ ↓
(ここから)
渡邉先生、今晩は、行政書士の○○です。
お忙しい中にもかかわらず、早速のご回答、深く感謝致します。
市販の融資に関連する本も色々読んでいますが、それらよりも、
先生のご回答の方が遥かに役に立ちます。
これからも、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。
どうもありがとうございました。
それでは、失礼致します。
(ここまで)
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