行政書士開業の為の準備とは?これを読んで開業スタートダッシュを図りましょう。
人と違う事をやる
最近良く思うのですが、同業(ライバル)の多さにはうんざりします。
ヤフーやグーグルで色々と検索をかけると、これでもか!というくらいに行政書士のHPが表示されます。
もはやHPを持っていることは最低条件でこそあれ、珍しくも何ともないのです。
だからこそ、人と違う事をやらなければ今後は生き残れないと思うのです。
例えば、僕のケースで言うと、会社設立業務の中でも「外国法人設立」に関して開業当初は打ち出していました。
今でこそ新会社法の影響で外国法人のメリットの多くは消え、依頼の数こそ激減しましたが、当時外国法人の設立を取り扱っている行政書士は皆無でした。
後は、無資格で法人設立代行をしている違法業者がいたくらいでしたので信頼ある有資格者である僕の方にネット上から依頼が来ていたのだと思います。
それどころか、僕はド新人にもかかわらず、他県のベテラン司法書士や行政書士からも仕事を頂いたり、教えを請われたりしてその後の関係を作っていくこともできたのです。
開業当初、登録式の席で、県の行政書士会会長に
「渡邉先生は英語が得意だから、外国人手続きなんかはどうですか?」
と勧められたのですが、僕は敢えて、行政書士の中にライバルのいない、外国法人設立を選んだというわけです。
また、ウチの事務所で新しく立ち上げたサイト
ですが、このような問題を取り扱っている行政書士もあまり見かけません。
もちろん、「そもそも需要自体があるのか?」というの大切な要素です。
セクシャルマイノリティドットネットは立ち上げて1週間くらいですが、既に毎日のように問い合わせがあり、有料相談の依頼も頂いています。(書面作成まではなかなかこぎつけないので、大きな売上とはなりませんが)
需要があるかどうかを調べるには、下記のサイトで調べる事ができます。
→ https://www.keywordadvisetoolplus.com/
こちらでキーワードをぶち込んでみて、月間検索数が取り合えず1000以上あれば、僕なら四の五の言わずにまずやってみます。
他人があまりやっていない。でも需要はある。
そのギリギリを見極める事が大切だと思います。
また、忘れてはならないのが
「ネット上は真似されやすい世界」
だということです。
僕も良さそうなサイトやサービスがあれば、すぐに真似をします(笑)
しかし、自分がやるとなると真似してもらいたくはないですよね?(笑)
だから真似されにくものを選んだ方が良いと思います。
外国法人設立手続きは英語の訳文が必要ですので、他の行政書士には真似され難いです。(実際は翻訳家雇えば良いだけの話なんですが、そこまでやる気の方も多くは無いようです。)
セクシャルマイノリティも、法的な知識・実務経験が備わっているだけでなく、依頼人の心の内まできちんと理解できる人でなくてはつとまりません。(ナイーブな問題ですので。)
弊事務所のスタッフの中にはそういう方をずっとサポートしてきたバックグランドを持っており、その部分は真似ようとして真似られる性質のものではありません。
かなりプライベートな事を赤裸々にすることになりますので、他の業務を行うよりも、より高い信頼性、そして法知識だけではなく、性に関する理解、人間性が求められるのだと思います。
さて、話を戻して商売上どうなのか?と言うことを考えると、
人がやっていない。でも需要がある。そして真似されにくい。
そんな業務を見つける(時には作っていく)ことが大切であり、開業後のスタートダッシュにつながると思います。
行政書士は、取扱業務数千種という業界ですので、きっと何か見つかると思います。
ここは大切なポイントですので、開業前に十分時間と頭を使ってから決めましょう。
自分のバックグランド・経験を活かしやすい業種は、守備範囲の広い、行政書士業だけではないかと思うくらいです。
もはや他人と同じことをやっていても勝てません。経験のない新人や、資金力のない個人事業者は今後ますます苦しい戦いを強いられることは間違いありませんので、自分なりの工夫で対抗していきたいものですね。
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